香港の愛

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 静かな部屋に聞き耳し
 両親は思う「寝たのかな」
 彼女は二人を聞き耳し
 束縛逃れる出窓から
 
 彼の許へと河を越え
 国境を越えて会いに来た
 遮る言葉は戯わ言で
 青春すべて愛に生きた
 
 香港の私、学生で
 深圳の彼は行政市官
 一つの身体に二つの魂
 信じる世界の果てまで楽しい
 
 だけど引き裂く悪政で
 法を通せば強制帰還
 今では記憶もみな薄れ
 夜景の告白、浸る夢
 
 香港政府、期待外れ
 明かりの灯る未来は揺れ
 道にも空にも自由はなく
 公権力の銃が鳴く
 
 彼が悪い訳ではないが
 立場の違いが引き裂いた
 私の故郷の目の前が
 閉ざされるなら戦うだけだ
 
 深圳の河に横たう哀歌

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