表文研メンバー(入会順)

鈴木亙(すずき・わたる)

表文研代表として、研究会の発展に尽力する。永久欠番。1952年、東京に生まれる。2016年9月5日、逝去。早稲田大学文学部卒業、立教大学大学院文学研究科修士課程修了。名古屋大学大学院博士課程修了。河合塾講師、名古屋女子大学助教授、東海学園大学非常勤講師、名古屋大学非常勤講師などを歴任。著作に『デルボー風の光景』などがある。2008年9月10日、大島龍彦、加藤孝男らと表文研を発足。多くの若手表現者を育てる。2017年11月5日、一周忌を機に表文研主催で「鈴木亙先生を偲ぶ会」が催され、「鈴木亙先生追悼集」が刊行された。遺稿である戯曲「ブッタ」が劇団シアター・ウィークエンドによって、朗読劇として上演された。当日の様子はこちら。

加藤孝男(かとう・たかお)

歌人、和歌史研究者、身体哲学研究者、東海学園大学人文学部教授。1960年、愛知県岡崎市に生まれる。1984年、窪田章一郎主宰「まひる野」に入会。篠弘に近代短歌史の方法を習う。中京大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程満期退学。博士(文学)。博士論文は「近代短歌史の研究 ―時代の推移と短歌の変容―」(2007)。1988年「言葉の権力への挑戦」で、現代短歌評論賞受賞。東海学園女子短期大学国文学科助教授。兼任講師として、中京大学、名城大学 、愛知教育大学、金城学院大学、愛知淑徳大学及び大学院、椙山女学園大学などで教える。カイロ大学大学院客員教授(国際交流基金派遣)。復旦大学・上海財経大学招聘学者。 ロンドン大学客員研究員( The School of Oriental and African Studies、The Japan Research Centre 所属)などを経て、現職。1985年、岡井隆、春日井建の中の会に参加。同年、島田修三、坂野信彦らと中京短歌会を興す。1990年、雑誌「90(ノベンタ)」創刊に参加。同年、成田昭夫、山下久樹らと現代詩研究会を発足。2000年、栗田靖創刊の俳句雑誌「伊吹嶺」に「俳林逍揺」(100回)の連載をはじめ、2018年に「20世紀の百人一首」(100回)の連載を終える。現在、伊吹嶺名誉会員。2008年、鈴木亙、大島龍彦と表文研(表現文化研究会)を開き、現在に至る。 歌集に『十九世紀亭』(1999)、『セレクション歌人8 加藤孝男集』(2005)、『曼荼羅華の雨』(2017)、著書に『美意識の変容』(1993)、『現代短歌の世界8 篠弘の歌』(1996)、『近代短歌史の研究』(2008)、『短歌と俳句はどう違うのか』(2011)、『詩人西脇順三郎 その生涯と作品』(太田昌孝と共著、2017)。編著に『新編 二十歳の詩集』(2003)、『近代短歌十五講』(鈴木竹志と共編著、2018)など、論文多数。『アラビア語訳 方丈記』(アーデル・アミンと共著、2004)。一方、身体哲学研究の論文に「古武術の身体 ―柳の風景が象徴するもの―」(2011、後に「日本文学研究」(2016)に、中国語訳が転載)、「三島由紀夫の剣 ―〈文武両道〉から〈菊と刀〉へ―」(「三島由紀夫研究」、2011)など。柳生新陰流二十一世宗家柳生延春との対談「柳生新陰流の技と哲学」( 2002、「TRADITION」) 。 2012年、台湾の輔仁大学で行われた国際シンポジウムにおいて「日本人の身体観 ―柳、桜が象徴するもの―」(発表)。 2012年、上海復旦大学にて「日本人の身体と〈柳〉」(特別講義)など。身体哲学の実践として、武道研究をつづけ、剣道を杉山俊輔(教士7段)に習う。剣道3段、居合道2段。以降、全剣連の段位剣道・居合道と袂を分かち、古武術の研究に没頭。動く禅とよばれる柳生新陰流兵法、並びに柳生制剛流抜刀を柳生延春師範から習い、神之田勝則師範から神之田流体術(合気道)を修得する。現在、剣、杖、体術を神之田流合気之術として体系化している。

太田昌孝(おおた・まさたか)

愛知県生まれ。詩人。日本現代詩人会会員。名古屋短期大学教授。名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人間文化学)。著書に『西脇順三郎論‒古代そして折口信夫‒』、『詩人西脇順三郎 その生涯と作品』(共著)他。詩集に『乾花の向性』。

林和利(はやし・かずとし)

伝承文化研究センター所長。1952年兵庫県篠山市生まれ。1976年早稲田大学教育学部国語国文学科卒。1978年早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻修士課程修了。1984年鹿児島女子大学専任講師、1990年名古屋女子大学短大部助教授、2002年名古屋女子大学文学部・大学院教授などを歴任し、現職 。著作に『日本文化論序説』『能・狂言の生成と展開に関する研究』『なごやと能・狂言』『古典の精髄』『大人読み『山月記』』『人間国宝 野村万作の世界』『武家の文物と源氏物語』(担当:共著, 範囲:尾張徳川家の能楽―式楽定型化の実相)『古今東西ニッポン見聞録』『早稲田と人生劇場に生涯を賭けた男-青島秀樹伝-』。編集に『能・狂言を学ぶ人のために』がある。

緑川幸成(みどりかわ・こうせい)

児童文学研究者。1964年、茨城に生まれる。中京大学、名城大学、東海学園大学などで非常勤講師をつとめる。「ノベンタ」創刊に参加。論文に「白秋詩のレトリック」などがある。